スイッチ交換は自分でできる?電気工事でDIYができる内容とは
2022年9月16日
照明や換気を行う際など、ポチッと押して使うスイッチですが触り心地の劣化や、思うように機能しない時はどうするべきでしょうか。
上下についているスイッチのうち、どちらか一方が動かない、ということもありますね。
ではスイッチはDIYで修理できるのでしょうか。この記事ではスイッチ交換と電気工事について紹介します。
ズバリ、スイッチ交換は自分でできますか?
みなさんのお住まいのご自宅は、入居される前に電気工事がきっと完了していたはずです。
電気工事は電気工事士が行う必要があり、法律でその旨も定められています。
電気はとっても便利で照明や家電の稼働はもちろんのこと、オール電化住宅の場合は住まい全体を電気が支えている状態と言っても過言ではありませんよね。
しかし、だからこそ電気は極めて安全に施工されている必要があります。
万が一ショートを起こしてしまう、あるいは誤った配線工事が実施されてしまうと火災が発生してしまう可能性があります。
だからこそ、ちょっとした配線工事もブレーカーの修理も電気工事士が行うように定められているのです。
では、ここで1つ問題です。今回のテーマである「スイッチ交換」は自分でできるものでしょうか。
ズバリ、結論から言うとスイッチに関する工事も自分ではできません。
壁の内側にある配線に影響しているため、スイッチの交換も自分で行うと法律違反になってしまうのです。
ちょっとした修理のつもりが火災に…という可能性があるので、安全施工の電気工事士への依頼が必要です。
電気工事は配線に影響しているものは全て、DIYができないと覚えておきましょう。
しかし、ここで1つの疑問が湧く方も多いでしょう。
スイッチに関係する備品は、100円均一やホームセンターなどでも割安で販売されています。
中でも手頃で可愛さもあって人気があるのは「スイッチカバー」です。
スイッチカバーはスイッチを保護する効果のあるカバーで、スマホカバーのような素材のものが多く販売されています。
スイッチカバーはスイッチ本体への汚れや傷を付かなくする効果があり、誰でも簡単に交換ができます。
スイッチ本体のしくみを変える工事はできないですが、こうした簡単なカバー交換は自身でチャレンジできます。
インテリアに合わせたポップなカバーを取り付ける、ペットのいたずらを防止する硬い素材のカバーを設置する、など自由に楽しんでみてください。
色んな種類のカバーが販売されているので賢く活用してみてくださいね。
電気工事士にスイッチ交換を依頼するとどうなる?
スイッチのカバー設置はできるものの、スイッチ本体は配線にも影響するためDIYができないことがわかりました。
では、電気工事士にスイッチ本体の交換を依頼すると一体どうなるでしょうか。
まずは最寄りの電気工事に依頼をしてみましょう。
電気工事においてスイッチ交換は安価な工事として知られており、内容にも寄りますが数千円程度~数万円程度の範囲内です。
現在お使いのスイッチから違うデザインに交換をすることもできます。(ただしサイズや内容に寄ってはできません)
スイッチ本体の交換は電流を切って作業をする必要があります。
スイッチカバーを外して配線を触る作業があるため、作業当日はブレーカーを落とす時間帯があるので注意しましょう。
この作業だけであってもDIYはできません。
電気工事士の資格を持たないままスイッチ交換をしたらどうなる?
電気工事士は広範囲に渡る作業を担っており、家庭の電気工事からテナントなど幅広いジャンルの工事を取り扱いしています。
電気工事士には2つの資格があり、第二種電気工事士と第一種電気工事士の資格が設けられています。
難解な国家資格である第一種電気工事士を取得できると、驚くことに大型の工場やモールなどの電気工事も受注できるようになります。
まさに電気のプロとしてあちこち活躍できる資格なのですね。
では、こうした優れた電気工事士の資格を無視して自己流でスイッチ交換を行ってしまったら、どんな問題があるでしょうか。
電気工事のDIYは禁止されているだけではなく、実は「罰則」を設けられていることをご存じでしょうか。
簡単なつもりのスイッチ取り付けも、ブレーカーや配線に大きく影響しています。
自己流で行ってしまって、周辺にも飛び火してしまうような事件を起こしてしまったら取返しがつきませんね。
そこで、罰則としては3万円以下の罰金もしくは3か月以下の懲役が設けられています。
どうせ自宅の内側の工事だし…と思ってしまわないように注意してくださいね。
実際に電気工事はプロの作業であっても労災事故が発生してしまう場面もあるのです。
慢心をせずに電気工事士にキチンとご依頼ください。
プロの電気工事でユニークなスイッチ取り付けを
昨今ではスイッチにも色んなバリエーションが登場していることをご存じでしょうか。
せっかくプロの工事に依頼をする以上、素敵なスイッチを知っておきたいですよね。
そこで、スイッチの種類についていくつかピックアップしていきます。
1.センサースイッチ
高齢者や子どもとの同居でご検討される方が多いのが、センサースイッチです。
人の存在を感知してライトを灯してくれるのでトイレの周辺や玄関周辺など、夜の出入りが気になる場所に設置をしておくと大変便利です。
また、周囲の明るさを感知して自動で照明をオン・オフできるセンサースイッチもあります。
防犯が気になる場所に設置しておくことのおすすめですよ。
2.タイマースイッチ
その名前の通りタイマーでスイッチをコントロールできるユニークなスイッチです。
タイマースイッチはお子さまやご家族の帰宅に合わせて設定しておくことで利便性が高まります。
また、高齢者の方の外出時にも合わせておくと、転倒防止などの効果をもたらします。
センサースイッチとは異なった使い方ができるので、アレンジして活用してみましょう。
電気工事士を選ぶ際にはさまざまなスイッチ工事の経験がある業者を選ぶことがオススメです。
こちらで紹介したスイッチ以外にも素敵なアイテムを紹介してくれますよ。
業者選びの際には見積もりをしっかり取得し、工事説明を受けてから依頼しましょう。
まとめ
この記事ではご要望の多いスイッチ交換について、電気工事の資格や罰則なども踏まえながら詳しく解説を行いました。
スイッチ交換は一見簡単そうに見える工事ですが、実は規制されているとお分かりいただけたでしょうか。
配線やブレーカーにも影響する工事なので、是非スイッチ交換は安全な施工が行えるプロの電気工事業者にご依頼くださいね。
愛媛県松山市で電気工事を請け負う株式会社劭明電工
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