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マンションで電気工事するとどのような流れ?依頼できる内容とは

2023年2月24日

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マンションに暮らしている方でも、電気工事の依頼を検討する場合はあるでしょう。
特に中古マンションの場合は、電気設備の劣化によりメンテナンスを依頼したいケースも考えられます。

そこで、この記事ではマンションにおける電気工事の流れや、依頼できる内容について解説します。

マンションでも電気工事は依頼できる?

マンションお住まいの場合、自己所有の一戸建てとは異なり、リフォームを検討する場合でも管理組合側の許可が必要です。
施工内容によってはNGとなるものもあります。では、電気工事の場合はどうでしょうか。

電気工事の場合も、そのほかのリフォームと同様でできる工事と、できない工事があります。

もしもマンションにお住まいで、コンセントの増設や照明の増設などをご希望される場合には、いきなり電気工事業者に依頼するのではなく、まずは管理組合に確認されることがおすすめです。

特に中古マンションの購入後は、古くなった電気設備の交換を希望されるケースが多くなっていますが、設備の内容によっては自己負担ではなく、管理組合側が負担してくれる可能性もあります。

協議を行ったうえで、電気工事を依頼するようにしましょう。

電気設備に異常を感じたら早めに相談を

マンションの場合、上記で解説のとおり管理組合との調整を行ったうえで電気工事を進める必要があります。

しかしブレーカーが何度も落ちている、照明器具を交換しても明かりがちらつく、家電製品が熱くなっているなどの症状が起きている場合は、漏電している可能性があります。

また、マンションの入り口付近の設置されている分電盤が焦げ臭い、インターホンが焦げているなどの異常がある場合も、火災リスクがあるため早急にメンテナンスが必要です。

マンションの契約時には、書面などの形で万が一のトラブルの際の窓口が案内されていることが多いですが、異常が見つかったら放置せずに早急にメンテナンスを依頼しましょう。

マンションで電気工事を依頼する際の流れ

マンションにおける電気工事は依頼すると、どのような流れで施工が行われるのでしょうか。
ここからは、依頼からの流れについてわかりやすく解説します。

まずは電気工事業者を探そう

マンションにお住まいの状態で電気工事を依頼される場合、管理組合側が電気工事業者をあっせんする場合もあれば、ご自身で手配できる場合もあります。ご自身で手配する場合は、お近くの電気工事業者に依頼をしましょう。

電話やメールなどで受け付けていることが多く、まずは希望する施工内容について伝えます。マンション工事の場合は許可の有無についてヒアリングされることも多いので、しっかりと事前に管理組合側の許可を得ておきましょう。

メンテナンスや調査

電気工事のご依頼のなかには、古くなった設備の点検や交換もあれば、新規の設備設置をご依頼される場合もあります。
マンションは複雑な配線を確認する必要があるため、工事の前にメンテナンスや調査を行うことが一般的です。

現地の実態を把握し、見積もりを提出します。電気工事を安く抑えたい、相場を知りたい等の場合には、複数の電気工事業者に見積もりをご依頼されることがおすすめです。

施工

電気工事の契約を交わしたら、施工に入ります。

マンションの簡単な電気工事の場合は数時間程度で完了することが多いですが、内容によっては数日かかるケースもあります。
工事中は感電リスクを減らすため、ブレーカーを切った状態で施工します。

なお、中古マンションの購入前に大々的な電気工事のリフォームを行う場合には、1週間程度の工事期間がかかる場合があります。

アフターフォロー

電気工事が完了すると、アフターフォローを実施しています。

施工後に異常が起きた、違和感を覚える場合には施工した電気工事業者に伝えましょう。
速やかにアフターフォローに伺っています。

マンションにおける電気工事には2種類ある

戸建住宅とは異なり、マンションは1つの建物内に多くの世帯が入居している集合住宅です。
そのため、電気工事を施工する際には、戸建住宅にはない工事方法が挙げられます。

そこで、まずは下記2つにてマンション工事の施工内容を解説します。

専有部分の電気工事

マンションの一室を賃貸、もしくは購入すると、その一室に関してご自身が専有している部分になります。
室内のコンセントや照明はもちろんのこと、浴室内の換気扇やエアコン設備なども専有部分に該当します。

マンションはルール上専有部分であっても管理組合の許可をもらってから電気工事を依頼しますが、専有部分はある程度ご自身の希望のとおりに電気工事ができる場合もあります。(変更不可の場合もあり)

共有部分の電気工事

マンションはエレベーターや階段の照明など、共有している電気設備もあります。
基本的に共有部分に関しては、マンションの管理者側が管理を行っており電気工事も実施しています。

もしも共有部分に電気設備の劣化や異常を見つけたら、お早目に管理組合にご報告ください。
なお、分電盤に関しても共有部分と捉えられています。

古くなった分電盤の点検や交換についても、まずは管理組合に相談した後の工事を実施しましょう。

専有と共有に迷ったら

マンションは一室を占有していても、隣接する他者の部屋と壁を共有しています。
騒音問題などでも大きなテーマになる壁ですが、実は共有部分に該当します。

ある日突然隣人が、電気工事のために壁に穴を開け始めたらびっくりしてしまいますよね。

共有している壁は耐震構造上工事できない場合もあれば、工事が出来ても管理組合を通して隣人にも伝えてから行わないと、大きなトラブルになってしまいます。

マンションにおける専有と共有は、実は一般の方には判断が非常に難しい部分です。
ご自身で判断はせずに、まずは管理組合と協議をすることを心掛けましょう。

マンションの電気工事の相場とは

マンションにおける電気工事の相場は、一律で設定されているわけではありません。
必要な配線工事の内容や、交換する設備の費用、施工内容に寄って大きく変動します。

相場を掴むためには見積もりを複数取得することがおすすめです。
数社の見積もりを取得すれば、比較しながら相場を掴めます。

まとめ

この記事ではマンションにおける電気工事について、流れに注目しながら詳しく解説を行いました。
一般的な戸建の住まいとは異なり、マンションの場合は「専有と共有」という問題が横たわっています。

トラブルに発展させないためにも、電気工事については管理組合を通して、トラブルが起こらないように準備してから依頼するようにしましょう。

 

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