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ブレーカーの増設工事とは|電気工事や費用の概要を解説

2023年3月17日

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ブレーカーの増設を行う際には、専門性の高い工事が必要となるため電気工事士による電気工事が必要です。
では、ブレーカーの増設はどのようなときに必要で、一体どのような施工の工事を行うのでしょうか。

この記事では、ブレーカーの増設工事をわかりやすく解説を行います。ぜひご一読ください。

ブレーカーの増設工事とは?どのようなときに必要

私たちの暮らしに必要な電気は、漏電や火災はもちろんのこと、感電のリスクもあるため適切な工事を行う必要があります。

電気に関しては分電盤などの設置はもちろんのこと、配線に関しても電気工事士と呼ばれる国家資格の保持者が工事を行う必要があります。

ほとんどのケースで無資格者ではDIYができません。

では、ブレーカーの増設工事とは、一体どのような場合に必要でしょうか。
一般家庭でよくあるケースには、「専用回路の不足」が挙げられます。

エアコンの設置時にブレーカーが足りない場合

夏や冬にフル稼働するエアコンは、毎年のようにモデルチェンジし新しい製品が登場しています。
魅力的なエアコンを新規設置しようとすると、ブレーカーに余裕がなく、使えない可能性があります。

このようなケースではブレーカー増設で対応できます。エアコンはあくまで一例に過ぎず、消費電力の多い電子レンジなどの新規設置時にも同様のことが起きることがあります。

電力の消費量が多い家電製品を購入する際には、ブレーカーに余裕があるかどうか確認しましょう。
また、余裕がない場合にも諦める必要はありません。電気工事士に増設工事についてご相談ください。

ブレーカー増設工事とはどのような工事?

ブレーカーの増設工事とは、必要な箇所の専用回路を増設する工事を実施します。

しかし、ブレーカーがすでに寿命を迎えており、古い状態の場合には増設ではなく新規設置を検討する場合もあります。
古くなったブレーカーは漏電などのトラブルリスクがあるためです。

もしも増設が難しい場合には分電盤の交換が勧められます。

ブレーカーの増設工事とは、一般的に分電盤内で分岐ブレーカーを増やす工事を指します。分電盤内に収まらない場合には、新規BOXを設置します。

ブレーカーの増設工事は先に触れたように新規の家電設置に伴うことが多く、セットでコンセントやスイッチの増設を行う場合もあります。

ブレーカーの増設工事の費用目安とは

ブレーカーの増設工事は、意外と安くておすすめです。約数千円から1万程度で完了できます。ブレーカー設備や出張費が別途加算されますが、数万円以内で終わることが基本です。

なお、スイッチやコンセントの増設は別途費用が加算されます。費用に不安がある場合には、工事を依頼する前に見積もりを取得することがおすすめです。

電気工事業者に複数見積もりを依頼し、安心できる業者に依頼しましょう。

ブレーカー増設工事時に、知っておきたい注意点

ブレーカーは気軽に増設工事ができるため、エアコンなどの家電新規設置の際に行われやすいポピュラーな工事ですが、増設工事を実施する際には知っておきたい注意点もあります。

詳しくは以下のとおりです。

容量オーバーの可能性がある

ブレーカーは本来住まいに適したものが設置されています。もしも家電製品の追加でブレーカーの増設を行う場合、本当に増設工事のみが必要なのか十分に検討する必要があります。

むやみにブレーカーを増やしても、契約している電気の容量を超えてしまうなら、頻繁にブレーカーが落ちてしまうからです。また、無理のある増設は漏電リスクも非常に高まります。

容量オーバーとなってしまうと、結局分電盤の交換をしなければならない可能性があります。ブレーカーの増設工事の際には、容量オーバーにならないか電気工事業者と相談を重ねることがおすすめです。

契約電力の見直しが必要

ブレーカーの増設は簡単に行えても、契約している容量を超える設置はできません。もしもエアコンなどの消費電力が高い家電製品を使う場合には、新規設置にあわせて現在の契約電力を見直す必要もあります。

電力契約の切り替えも、電気工事業者に相談することがおすすめです。

契約電力の見直しは避けたい場合、家電製品の購入内容を見直す必要が生じるため、本当に購入予定の家電製品は自宅内に設置できるのか、検討を終えたうえで購入するようにしましょう。

必要工事はまとめること

家電製品の設置などにともない、既存のブレーカーに増設工事を行う場合、その他の電気工事は必要ないかどうか、検討されることがおすすめです。

電気工事には出張費が加算されており、人件費が発生しています。個別に工事を発注すると、その都度人件費を加算する必要があります。しかし、まとめて電気工事を依頼すれば、人件費は圧縮できます。

例として、よくある電気工事は以下のとおりです。

・照明の追加工事
・配線の点検工事
・廊下の足元を照らす照明工事
・スイッチの交換 など

特に高齢者がお住まいになられている家では、足元を照らす工事など暮らしを支える電気工事のご要望が多くなっています。

電気工事を行うと暮らしがより快適になる可能性がありますよ。
ご家族でじっくりとご検討くださいね。

電気工事は信頼できる業者に依頼をしよう

電気工事は文中で述べたとおり、電気工事士の資格が必要です。
近年電気工事の依頼にはさまざまな方法が登場しており、個人が積極的に工事を受注するサイトも登場しています。

しかし、電気工事は非常に繊細な工事であり、電気工事士の資格が無ければ法律違反の工事となってしまいます。
信頼できる業者はきちんと電気工事士の資格を有しています。

工事をご依頼の際には、資格の有無や見積もりの対応なども見極めて、安心の工事を発注するようにしましょう。

電気工事は早めに依頼しよう

ブレーカーに負荷がかかっている状態で、電気を無理矢理使用していませんか。
増設工事や分電盤の交換工事をきちんと行うことで、火災のリスクも大幅に削減できます。

日常的にブレーカーが落ちる、家電製品を追加してから頻繁にブレーカーが落ちる、等の症状が発生している場合は、早めに電気工事を依頼しましょう。

まとめ

この記事では電気工事の1つ、ブレーカーの増設について詳しく解説しました。
電気工事にはさまざまな種類がありますが、足りなくなったブレーカーは増設により補うことができます。

エアコンやオーブンなどの新規設置の際には、現在の住まいの電力容量を超えないか、しっかりと確認のうえで工事を進めましょう。

 

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