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コンセントは増設できる!住まいに役立つ電気工事とは

2022年11月25日

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「ここにもコンセントがあると良いのにな」「タコ足配線が気になる、どうしたら良いだろう」このようなお悩みを抱えていませんか。

実は、一般家庭の方が多く悩まれているコンセントは、「増設」ができるのです。
今回の記事ではコンセントの増設工事について解説します。ぜひご一読ください。

コンセントに不便を感じていませんか?

新築やマンション入居時には不便が無かったコンセントも、家電数の増加や家具移動をきっかけに不便を感じる機会が増加します。

ここにもあったらよかったのに、と感じる方は多く、コンセントの充足度を高めるために、電源タップと呼ばれるものを使っているご家庭も多いでしょう。

一時的にコンセントの差込口を増やせる電源タップは大変便利ですよね。
OAに関する機器を取りまとめて使う際にも重宝されており、オフィスでも導入されています。

しかし、少し待ってください。実は電源タップには危険性もあることはご存じでしょうか。

電源タップの危険性とは

便利でホームセンターでもさまざまな形状が販売されている電源タップですが、実は危険性もあります。

電源タップは非常に便利なのでついつい増強しがちですが、使える電気の容量には限界があるのです。
容量を踏まえずに家電製品の稼働をし続けたり、追加したりすると、ある日突然ブレーカーが落ちてしまうことがあります。

便利な製品だからこそ、電気の使用量は計算してから電源タップを使用しないと、大きな負荷をかけかねないのです。
特にドライヤーなどの電気使用量が多い家電を稼働するときには、そのほかの家電製品が使っているアンペア数にも注目してください。

差込口が増えても、電気の容量は「増えない」のです。

突然電気が落ちてしまったら、大切なデータの保存が間に合わないことも考えられます。
電気容量のひっ迫はトラブルの引き金となりやすいので注意しましょう。

安全に電気を使うためには、電気工事を検討しよう

では、さらに安全にコンセントを使うためには一体どうすれば良いでしょうか。
電源タップの使用に限界を感じたり、不安を覚える場合には思いきって「電気工事」を検討しましょう。

電気工事にはいろいろな種類の工事があり、照明の増設やスイッチの増設、分電盤の工事点検などが挙げられます。そして、コンセントの増設も電気工事の1つです。

買って差し込むだけの電源タップとは異なり、コンセントの増設には電気工事の専門家である「電気工事士」が手掛ける必要があります。

コンセントの増設を電気工事の専門家に依頼してみよう!

コンセントの増設を電気工事で行う場合には、2つの方法があります。
早速紹介しましょう。

まず1つ目は「配線の分岐工事」です。
電気工事の1つである配線工事ですが、一般住宅やマンションは入居の段階ですでに配線工事が終わっています。

もしも今から新しいコンセントを増設するなら、すでにある配線から「分岐」という方法を使って増設することが可能です。
ただし、この方法は電気の容量をアップさせるわけではありません。

電源タップを安全化するような工事であり、容量を超えてしまったらブレーカーは落ちてしまいます。
そこで2つ目の工事が挙げられます。

分電盤からコンセントを増設したい場所に配線を引き直す工事です。
分岐工事よりも費用は高くなりますが、この方法なら使いたい家電専用のコンセントを増やすことになります。

特にエアコンや乾燥機などを使いたい場合には、専用コンセントの増設がおすすめです。
アンペア数なども確認しながら電気工事業者に相談を行うようにしましょう。

分電盤の工事が必要なケースもある

一人~二人暮らしのときには不足感が無かったコンセントも、同居人数の増加によってコンセントの不足に悩まされることがあります。
しかし、上記に紹介した電気工事の中で配線の増加を行う場合には1つ注意が必要です。それは「分電盤の仕組み」にあります。

分電盤がすでにフル稼働の状態であり、専用の配線を引くことができない場合があるのです。
この場合、まずは分電盤の工事を行う必要があります。

分電盤の交換を行ったうえで配線工事へ移行するため費用が高くなることがあるのです。
工事を依頼する際には現地を下見してもらい、見積もりを取得することがおすすめです。

コンセントの増設ができない?こんなときはどうする?

実はコンセントの増設工事はいつでもどこでもできるわけではありません。
以下2つのケースでは工事ができない場合があるため注意が必要です。

マンションの場合には許可が必要

マンションをお住まいにしていたり、オフィスにしている場合にはコンセントの増設工事に悩んだら独断で工事を決めることはできません。

大家さんや管理組合に事前に許可を求める必要があります。
また、マンションの壁のどこでもコンセントが増設できるわけではありません。

建物の構造上不可となる場所も多いのです。加えて、原状回復にも影響する可能性があります。
マンションでコンセント増設を行う際には慎重に検討し、退去時にトラブルにならないように注意しましょう。

水回りは増設が難しい場合も

水回りにもコンセントはあるものの、あまりにも水回り設備と近すぎる場合には、電気工事ができない場合があります。これは漏電や感電のリスクを回避するためです。

キッチンやコンロの周りのコンセントは、しっかりと距離を取ったうえで設置されているため、増設すると近付きすぎる可能性があります。

レンジやオーブンの使用のために増設したい場合には、ラックを設置してキッチン全体から影響を受けないように配慮をすることがおすすめです。

また、高すぎる場所や低すぎる場所も気を付ける必要があります。
せっかく増設したのに使いにくい、という事態を避けるためにも念入りに増設工事は電気工事士と打ち合わせを行うようにしましょう。

セットでメンテナンスもおすすめ

電気工事を依頼する場合には、作業代金が発生します。
今後も長く住まいを続けていく場合には、コンセント増設のタイミングで電気工事のメンテナンスを行うこともおすすめです。

出張費用の節約にもつながるほか、劣化した電気設備を見つけたら同時に交換をすることもできます。

まとめ

今回の記事ではコンセントの増設について詳しく解説しました。
コンセントの増設は電気工事士の専門分野に該当するため、DIYはしないようにしましょう。

また、適切な電気容量を守るためにはコンセントの増設タイミングで契約アンペア数を見直すこともおすすめです。
電気工事に関しては、まずは何でも専門家にお聞きくださいね。

愛媛県松山市で電気工事を請け負う劭明電工

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